ものわすれと健康寿命

健康寿命

日本は高齢化社会となってきています。平均寿命は、世界一位です。最近は健康寿命という言葉があります。健康寿命とは、平均寿命内で、健康(介護保険を用いず)で暮らせる期間のことです。健康寿命と平均寿命の差はおおよそ10年あり。その差を埋めるためにいろいろな試みが国、地方、自治体など社会で取り組まれています。健康寿命のランキングがあって、1位は山梨県でした。愛媛県はワースト2位です。健康寿命延伸について考えていきましょう。

介護が必要となる原因を予防できれば、健康寿命延伸につながることがわかります。介護が必要になる原因は、脳疾患が30%、整形外科疾患が30%と大部分を占めており、この二つを予防することが大切です。
最近は、20~30代の脳梗塞も多くなっているので、若いうちからの健康管理が大切と言えます。
筋肉トレーニングなどは、若い人も、高齢の方も、1週間に数時間行うだけで筋肉が増えるので、
継続してやり続けることがオススメです。

ものわすれと軽度認知機能障害と認知症

ものわすれとは、人や物の名前が出てこないとか、冷蔵庫を開けたが何を取りに来たのか忘れた、というようなその用事や事柄を忘れているという自覚のある、年相応の変化で、生活に支障の出ないものをさします。その次に軽度認知機能障害という状態が起こってきますが、それは、ものわすれにより生活に支障が出てきて、社会生活が営めなくなってきた初期症状のことを言います。それが悪化して完全に社会生活ができなくなったものを認知症と呼びます。大切なのは、軽度認知機能障害は認知症の入り口であるのと同時に、生活習慣などを少し注意(訓練)すれば、正常状態になる可能性のある状態だということです。そのための早期発見がとても大切になってきます。