めまいについて

めまいは、一度起こるとどの種類のめまいでも、
また起こるのではないかと不安を持つことで、
行動の制限をきたす嫌な症状です。めまいの原因は、20種類以上あり、
一番多いのは、耳鼻科性のめまいと言われます。ただ、たまに脳梗塞などの原因も
隠れているので、一度脳神経外科の受診をお勧めします。

主なめまい ① 末梢性めまい ぐるぐる回転性のめまい
                 1)頭位変換性めまい(BPPV) 
                 2)メニエル病

              ふわふわ・浮動性
                  3)頸椎性めまい 
                  4)内科(血圧、肝、腎障害、貧血)のめまい
                  5)ホルモン性めまい 
                   6)つかれ、疲労、性格など原因不明なもの

      ②中枢性めまい 脳梗塞、脳出血、動静脈奇形、
               椎骨動脈解離、後方循環不全など

2017年に6)の原因不明だっためまいに名前が付きました。
PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)です。ドイツの学会では、一番多いとされるめまいは、
頭位変換性めまいで、2番目に多いのが、このPPPDだと発表されました。
PPPDは40~60歳の女性に多く、やや神経質・不安気質な人に多いと発表されています。
ということで、性格やメンタルも関係があり、このめまいの治療方法は、
抗うつ薬のSSRI内服が良いと言われています。
内服が嫌いな場合は、リラックスしてセロトニンを増やすことが
効果的とも発表されています。

めまいには、色々な原因があり、内服も多岐にわたります。
大切なのは、今起こっているめまいは、本当にいつもと同じめまいなのかということです。

色々な病院にいかれて、迷路に迷い込んでいる方が大変多いと感じます。
色々調べて、色々な薬を試しながら、一番楽な道を探して行くことが大切だと思います。

腰痛も、頭痛も、めまいも、ただしく病気を知りおそれながら、
薬も上手く使いながら治療して少しでも楽になる攻略方法を
みつけることが大切だと思います。